一条工務店(i-smart)で家を建設したのが2019年のことです。
家を建てると思い立ってから一条工務店で契約するまでに様々なハウスメーカーを見に行き最終的に一条工務店で建築することになりました。
住んでみて初めて分かる「一条工務店」の魅力も多くあります。
一条工務店の魅力(メリット)
さらぽか空調で1年中快適生活ができる
一条工務店のモデルハウスやショールームに行ったことがある方であれば体感したことがあるであろう「全館さらぽか空調」。
一年中通して室内での快適生活をサポートしてくれます。
夏はさらさら、冬はぽかぽかです。
「全館」がポイントです。
廊下に出ると寒いから・暑いからがなく、廊下も部屋と同じ一定温度で過ごすことができます。
正直実家に帰った際や、友人の家に行ったときなど部屋と廊下に寒暖差があると違和感を感じるまでになります。
モデルルームの設備がそのまま選択できるのでイメージしやすい
モデルハウスには、高価な設備を置きがちで、実際に同じ設備を導入しようとするとものすごくお金がかかります。
一条工務店のモデルハウスは標準品で構成されていますので、ショールームに似た仕様で建築することが可能です。
こだわりが強い方にとってはマイナスになるかもしれませんが、モデルハウスで見て気に入ったものを標準で導入できるのはありがたいです。
高気密・高断熱
モデルハウスで実際に窓を閉めた時と開けた時の音を聞くことができる体験コーナーが設置されており、気密性の高さに驚いた記憶があります。
実際住んでみて、私の家の横には割と交通量の多い道路があり日中車やバイクが行きかっていますが、あまり気にならない程度まで音を抑えてくれています。
屋根一体型太陽光発電で電気代を節約
私の家は、太陽光発電を導入し「余剰売電」をしています。
太陽光にて発電した電気を使いつつ余った分は売電で収入になるというものです。
夏場さらぽかを24時間稼働させ、サーキューレーターも1台つけっぱなしにした状態の電気代MAX値でも14000円程です。
また、太陽の日照時間により売電額に差は大きく出てきますが、最大2万円超え、少なくても1万円くらい毎月売電での収入があります。
実際に今後使っていくうえでメンテナンス費用などでお金がかかると思いますので、売電料金はすべて貯金するようにはしています。
前に住んでいた家はプロパンガスで、光熱費が高い時で3万円を超える月もあったため、精神的に安心するのもメリットです。
それと太陽光発電を採用したのは、単純に太陽光発電にしたらどうなるのかという好奇心からでもあります。
宿泊体験や見学会で実際の暮らしのイメージを把握しやすい
私は、宿泊体験は利用しませんでしたが、宿泊体験にて実際に宿泊し暮らしのイメージを把握することができます。
人生に一度レベルの買い物になるので、慎重に選びたいですよね。
実際に宿泊体験で体験してみて、本当に自分の求めている性能なのか、家族はこの家で満足してくれるのかなどを確認することができます。
また、実際に一条工務店で暮らしている方の家に伺って話を聞くこともできます。
私は、暮らしている方の家にお伺いし暮らしのイメージについて聞くことができました。
また、建築予定の家と建築面積もさほど変わらないご自宅でしたので建築後のイメージもすることができました。
入居後には、一条工務店で家を建築したいと考えている方が家の見学に来ることもありました。
もちろん、室内が散らかっていて見せたくない場合には断ることもできますので、ご安心を。
暮らして分かったデメリット
外の状況が分かりにくい
外の気温や天気が分かりづらいです。
小雨が降っていても音が分からないので降っているのか降っていないのかもわかりません。
もちろん大雨レベルまでになればさすがにわかるのですが・・・。
洗濯物を干しているときなどに小雨が降ってくると濡れていることもあるので、最近は室内干しにしています。
また、外の気温もわからないので、一度玄関から出て「暑い」「寒い」を判断しています。
薄着で出ていったら「外めっちゃ寒いやんけ!」となることがよくありました。
正さらぽか空調を使えば年中半袖半ズボンで暮らすこともできます(笑)
快適生活に慣れすぎてしまう
年中さらぽか空調によって快適生活に慣れてしまうことにより、暑さや寒さに弱くなった気がします。
もちろん個人差はあるとは思いますが、正直家から出たくない。
できるなら在宅ワークで家で仕事をしていたい。
職場に行って冬は暖房が効きすぎて暑い。夏は逆に冷風が強くて寒くてお腹が痛くなるのはもう嫌だと思っています。(笑)
外観を見れば一発で一条の家とわかってしまう
これは、一条あるあるでしょう。
車で走っているときに一条工務店の家を見ると「あ!ここ一条や」と思ってしまいます。
特に自分の建てたi-smartなんかは特徴的過ぎて、一条感しかありません。
外観にもこだわりを持ちたい方にはNGかもしれません。
もちろんi-smartの外観もいい感じなので他人と被ってしまう以外は満足なデザインです。
私の住んでいる地域では、まだ一条工務店の家がそれほど多いわけではないですし、外観にはあまり他人とかぶっていても気にならないので問題はないです。
冬には加湿器が必要
冬の室内は乾燥気味です。
なので、寝る前には必ず加湿器をつけて、LDKは常に加湿器をつけて生活しています。
洗濯物の室内干しをしているので、洗濯物が早く乾くというメリットはありますが、正直加湿器に毎日水を入れて電源つけるのめんどくさい。
加湿器をつけずに過ごそうとも思いましたが、娘がのどが痛いというのでつけるはめになりました。
建築時には一条ルールによって制限されることがある
せっかくマイホームを注文住宅で建てるなら希望の家にしたいと考えるのは当然のことですよね?
我が家はそこまでこった室内にしていないのでこの「一条ルール」には引っかからずに建築することができました。
が、やはりInstagramなどでいろいろな方の情報を見ていると「一条ルール」によって希望の間取りを実現することができなかったという声も多く見受けられましたので、こだわりのある室内を考えている方は、契約前に実現可能であるかをしっかりと確認した方がいいでしょう。
基本値引きはしてくれない
私が家を建築した際に利用したのは「知人紹介」で20万円分のオプションと住まいの体験会に出向き、抽選によって出た商品の2つだけでした。
当時は、くじ引き(ガラガラ)で、SPECIAL GIFT(10万円相当)かPREMIUM GIFT(20万円相当)があたる仕様になっており(どちらかは必ず当たるようになっている)、私は残念ながら SPECIAL GIFTでしたので、御影石カウンターをキッチンを採用しました。
その他の割引については、一切ありませんでした。
標準設備以外のものを採用すると高くなる
標準オプションであれば費用も抑えることができますが、ほかのメーカー品でないとほしい機能がないので別メーカーの設備を入れたいという要望がある場合、入れること自体は可能です。
しかし、オプション扱いになるため金額が高くなってしまいます。
こだわりの設備やメーカーがある方にとってはとてつもないデメリットになってしまいますね。
我が家は標準品を見たうえで問題ないと判断しましたので、今でも快適に使っています。
さいごに
一条工務店に住み始めてから感じたメリット・デメリットはありますが、一条工務店で家を建ててよかったと思っています。
家は、人生で何度も買うことのない高価な買い物です。
宿泊体験や見学会など使えるものはフルに利用してハウスメーカーを選びましょう。
一条工務店で実際に暮らしてみて、この家を他人に勧めるか?と問われると、もちろんYESです。
しかし、外観や間取り・他社設備などこだわりのある方にとっては、建築しづらいメーカーでもあるかもしれません。
マイホームの建築を考えているときは、テンションが上がって肝心なことを考えるのを忘れがちになってしまいます。
実際に私も購入を決めてからは、「早く打ち合わせを終わらせて工事着工してほしい」「早く新居に住みたい」と考えいかに早く決めて打ち合わせを終わらせ、着工してもらうかを考えていました。
家の性能や暮らしに何ら問題はありませんが、今後家族が増えた時のことをあまり考えず建築してしまったので、部屋数が足りなくなる恐れがあります。
今では、打ち合わせの時にしっかりとライフプランニングをして、何部屋今後必要になるか?収納はこれだけで足りるのか?など「今」の現状だけではなく「未来」の生活イメージもしっかりと考えてマイホーム購入を検討することが大切だったと学びました。
今後もしマイホームを再度買うことがあればこの点にはしっかりと注意したうえで購入したいものです。